北海道WEBコンソーシアムの定例会に行ってきました。
北海道WEBコンソーシアム定例会「デザイナー・プログラマーの連携のベストプラクティス」
WEBデザイナーは、WEBサービスやCMS等の制作で、プログラマと協業することが多くなっています。
私はまだプログラマさんとの協業経験は少ないですが、かなりの確率でトラブルが起こって、ひどいときは業務に影響するようです。
何故そんなことになってしまうのでしょうか。
今月のWEBコン定例会はLocalのPHP部と共同開催という形で、“デザイナーとプログラマの双方の不満から、それを解決するためにはどのようなことをしたらいいのかを導き出すセミナー及びディスカッション”が行われました。
セミナーでは、デザイナー側の長谷川さん(@h2ham)、プログラマ側の松井さん(@ketaiorg)がそれぞれ
- 協業で困ったこと
- 自分の業種側が歩み寄るべき点
- 相手の業種側に希望する点
を挙げていきました。
…のですが、打ち合わせをしたわけでもないのに、お互いの内容がほぼ一致する結果になりました。
表にしてみます。
| デザイナー(長谷川) | プログラマ(松井) | |
|---|---|---|
| 自分の業種側が歩み寄るべき点 |
|
なので
|
| 相手の業種側に希望する点 |
|
|
| お互いが努力すべき点 |
|
|
デザイナーとプログラマの反省点・要望は、ほとんどの形で一致しています。
つまり、お互いの歩み寄りが足りないまま協業している状況に、原因の一端があります。

これ以外の細かい部分は、
- 思想的な問題(オープンソース至上のプログラマ/著作権と意匠を重視するデザイナー)
- 業態の問題(初期から入り納品まで集中するプログラマ/中期から入り納品後も改修を続けるデザイナー)
- 金銭的な問題(長期案件をまとまった見積で請け負うプログラマ/短期案件を手頃な見積で請け負うデザイナー)
- 雇用関係の問題(プログラマが雇用側/デザイナーが雇用側/どちらもフリー)
が複雑に絡んでくると思います。
こればっかりは、コミュニケーションを重ねるしかないでしょう。
また、表を見たらすぐわかることですが、トラブルの半分は相手の性格によるもので、業種以前の問題です。
WEBコンの定例会に参加するような人たちは勉強熱心だったり、自分からコミュニケーションを望むような人たちだから、上の表に載るような人はそもそも今回のセミナーを聞いてないのです。
じゃあどうするのか。
改善意識を持ったデザイナー・プログラマが結束して、外堀を埋めてしまうしかなさそうです。
情報を交換して、協業経験をためて、ワークフローやルールを整えて、困ったさんが出たら注意できる環境を作るということです。
簡単ではないですけど…><
「本当は歩み寄らなきゃならないのは、僕らプログラマの方なんだよね」
と、懇親会でプログラマさんに言われました。
確かにデザイナーはよくしゃべる人間が多いですが、それがコミュニケーション能力につながっているのでしょうか?一方的に文句言ってるだけかもしれません。
それに、私は最近の案件ではじめてSubversionを使うことになったのですが、正直「難しそう…めんどくさい(´A`)」と思いました。実際にちょっとがんばって使ってみると、バックアップも楽だし協業相手に迷惑をかけないし、とてもいいツールなのに。
どっちかが引くのではなくて、双方が歩み寄れればいいですよね。
Twitterで記事を紹介して下さい(-人-)
Comment
プログラマの「無駄に技術用語を使う」というのが少々気になります。けど、デザイナが現場でそう感じているということなのですね。プログラマからすれば、「技術用語くらいを覚えろよ」と言いたげなところですが、それはまた逆のことも言えるわけですよね。プログラマはデザイナ貝のことを何も知らないわけで。
なかなか難しいテーマですけど、うまく歩み寄ることができて初めて、顧客にとって望ましいことですね。顧客云々なしとしても、現場作業がやり易い、というより楽しくすらあるやも知れません。同じ仕事をするなら、楽しくやらなきゃね!!!
で、プログラマといえどもデザイン能力が皆無なわけじゃありません。限りなく低い可能性が大ですけど。でも少なからずとも幼稚園児レベルのお絵描きはできます。「んなものお話にならない」とおっしゃるやもしれませんが、実はこのことがお互いの歩み寄りに必要不可欠なことではと。逆も然りです。デザイナの多くがJavaScriptやPerlなどを組めるわけで。それが喩え幼稚なレベルであってもよいわけです。このようなちっぽけなことが楽しくやるための大切な切っ掛けとなることでしょう。
具体的事例を一つあげるとすると、お互いがお互いのできることを正しく理解すること、できないことを正しく理解することというのがあるかと。「んなこともできんのか、われぇ〜」ではね。プログラマがデザインに燗する部分に口を出してもよいわけです。デザイナはロジックの気に入らない部分を正直に述べるべきです。双方ともに、「それをするんはコストが掛かりすぎる」などというもっともらしい言い訳を口にするでしょうが、それこそ「んなこと顧客には関係ないやん」です。
私の業務経験上、技術をまったく知らない仕様統括マネージャといっしょに仕事をしていました。彼女は顧客にとって望ましい姿を私に要求してきます。それがどんなに困難なことであろうとも。もちろん彼女は相応の常識はわきまえております。頼まれた方としては「冗談じゃない」と思うことしばしばでしたが、真摯に向き合ってみると案外簡単にできたりもしたものです。日本のPGの現状として、悲しいことに技術レベルが低いもの多数なのです。SEと言われている人の多くは単なる「自称」です。コストに対する見積りが超いい加減なものです。3時間で可能なものを「1ヶ月はかかる」と平然と言ってのけます。これは別に嘘ついているわけではなく、PG/SEはマジでそう考えてしまうものです。PG/SEはそういったわけのわからない意識を捨てねばなりません。とにかく「やる方向」で真剣に考えるようにするのです。
改心できるPG/SEはそう多くはないかも知れません。そのようなときでも諦めるというわけにはゆかないでしょう。まずは自分が主導権を握ることでしょうが、それも容易なことではありませんね。
つまるところ、今後相応に長い時間をかけて、思考錯誤を繰り返しながら歩み寄るほかないのでしょう。そんな悠長なことは言ってはおられぬとする人は失格です。その人がすでに歩み寄るつもりがないわけで。
くだらないことを長々と失礼つかまつりました。